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2005.03.22

フェラーリの反顧客志向

最近の日本のビジネス界での流行語は「顧客志向」ですが、フェラーリ位顧客志向とは対照的な会社も珍しいと思います。

まず日本の代理店のコーンズでは80年代半ばまではショールームすらなかったと記憶しますし、古くはフェラーリ本社ですらジャーナリスト向けの貸し出し車がなかったそうです。

商品たる車は買うに値段は高く、価格を引き下げようという努力もあまりみられません。乗るには難しく、パーツの耐久性という点では今ひとつ。しかもパーツ代も整備費も高い。どうみても顧客に「買ってください」と媚びていない車です。

そもそも大量に販売しようという戦略を取っていない車です。ところがこれが逆にマーケットに渇望感を生じせしめ、ブランドの価値を高めています。意図したことではないにしても、顧客志向の裏を行く斬新なやり方です。

そもそもフェラーリは会社設立当初からこういうポリシーで車を作ってきたようです。その背景にあるのは、創設者エンツォ・フェラーリの事業目的がレースカーを作ることであって、市販モデルは二の次の手段に過ぎないという哲学を維持してきたことにあると思います。実際、御大ご自身はロードカーを買う人をばかにしていたそうです。(福野礼一郎著「幻のスーパーカー」P53より孫引き、原典はブロック・イエイツの著作)

車のエンスージアストのみならず一般マーケットまでがこれでフェラーリの価値を認めているところがすごいですね。まさに孤高のマーケティングです

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