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2005.03.18

フェラーリの維持費はなぜ高いか?

フェラーリの維持費はなぜ高いかというとまず、パーツ代が高いことがあげられます。これは既に色々書いてきたのでかきません。フェラーリのパーツを見ていると感覚が麻痺してきます。純正品でやろうとするとクラッチ交換がざっとパーツ代はツインプレートで50万、シングルプレートでも30万、ツインプレートをシングルプレートにすると70万ですから、ポルシェ911のクラッチ交換が25-30万と聞いても、「まあその程度はかかるでしょうね」という感想しかもちません。以前だったらポルシェでも「え、そんなに高いの!」と素直に驚いていたところです。ちなみにBMWのクラッチ交換は正規ディーラーで頼んでパーツ代と工賃の合計で10万円程度でした。

つぎに手間と時間がかかることが考えられます。輸入車の整備工賃は地域差がありますが、実時間で作業ごとに工数が決まっており、6分単位で単価750円から900円程度だと思います。これはどのメーカーもそんなに違いはないと思います。フェラーリの場合は、正規ディーラーは分かりませんが、あまり標準化されていない、というか標準化できないのが現実だと思います。大きな作業は日単位となります。

例えばタイミングベルト交換、最短でも2週間はかかるようです。私のように色々でると2ヶ月以上です。この間、整備工場ではリフト1台を占有します。リフト2台でやっている整備工場だと最短で計算してもフェラーリのタイミングベルト交換は月に4台がマックスです。つまり4台分のタイミングベルト交換の工賃で整備工場で働く人の人件費から電気代、地代家賃といった一般管理費と設備の原価償却費まですべてまかなうだけの売上があがらないと赤字になってしまいます。これが仮に100万円だとするとそれを4等分して、2週間の作業でも1台25万円の工賃をもらわないと割りにあわなくなります。この皮算用は特にトラブルなしにスムーズに作業が行った場合の話しですが、実際には整備を始めてみると必ず何かあるのがフェラーリで、そうなると大抵パーツの追加発注が必要になり、そのパーツはBMWやメルセデス・ベンツのように発注の翌営業日に届くといのはまずなく、最短でも数日、最長では数ヶ月待ちになったりしてその間作業が中断し、場所を占有しつづけることになります。東京など土地代が高いところで営業している整備工場だとその分、顧客にコストを転嫁せざるをえず、割高になっていくわけです。

DSC01586
現在作業中の私のモンディアル 既に1ヶ月以上はこうしてリフト1台プラスを占有していますが、あと1ヶ月は最低でもこれが続く予定です。

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