« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005.03.31

フェラーリを買う人へアドバイスするなら

 もしそこそこの収入&資産でフェラーリを買おうというのならば、自分の経験を踏まえると以下のようなことをおすすめします。

 車はオークションや知り合いを通じての個人売買で探します。一番いいのは知り合いの車を買うことです。これは直接の知り合いでもインターネット上での知り合いでも構いません。要は過去のメンテ履歴や素性が分かることが大切だからです。また販売業者から買うよりも恐らく100万円以上は安く買うことができると思います。そのために実際の購入の半年前くらいからの情報収集は必要です。

 フェラーリの場合、中古の販売業者でも保証をつけているところは少数派です。(保証がついているとすれば高めの価格だと思います。)販売業者から買ったとしても、どちらにしても購入後に徹底的な点検とメンテナンスを100万くらいかけて行う必要があるとすれば、個人から買っても同じだと思います。ですから、購入諸費用に加え最低100万円は用意しておきましょう。できれば200万円位あるのが理想です。また、買う前から整備してくれるところにはあたりをつけておきましょう。買ったお店でのメンテナンスは当てにしておかない方が確実です。

 情報収集にあたって一番参考になるのは、知人、次にインターネットで個人が発信している情報です。メンテ関係で参考になるのも同じですが、ついで雑誌のフェラーリについての記事でしょう。これはバックナンバーをヤフーオークションなどで購入されると良いと思います。

 実はあまり参考にならないのは立派な本です。スペックを知るにはいいんですが、大抵の本や雑誌のインプレッションは新車の時にジャーナリストが試乗したときに書かれた物なので、古くなると故障しやすいところからその修理費用など実際に維持してて問題なるような点にはあまり言及されていません。またこれだけ見ているとと良いことばかり書いてありますから、考えていたものと現実との落差が大きくなります。

 買ったらば仲間を作ります。また整備を行ってくれるメカニックの人とは仲良くします。そのようなところから得られる情報は有益でかつ楽しいものです。1990年ごろに生産された古めのフェラーリはパーツがなくなりつつあります。また純正パーツは高いので、純正以外でも良いパーツがあります。それらは知らないと入手できません。このような情報は維持費を安く上げる上でも非常に力になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.30

フェラーリのススメ

 私はフェラーリは一部のお金持ちだけのものではなく、一般の車好きでも経験し楽しめるものになると良いとおもっています。フェラーリを持つと車についての知識が増え、知り合いが増え、世界が広がります。フェラーリを維持していると、他のほとんどの車については怖いもの(例えばポルシェのクラッチ交換とか)が無くなります。

 ファーストカーとしてはお勧めしませんが、もしセカンドカーを持てるなら、あるいはファーストカーでも実用に使わないならば、フェラーリを持ってみるのも良いかもしれません。その場合は、無理のない範囲で維持するようにします。壊れてもそのときの懐具合がよくなければ、お金ができるまで修理しないとか。趣味の世界ですから急がずあわてず、過程を楽しみながら時間をかけてゆっくり直して行きます。無理をすると楽しくなくなりますから、気軽に楽しめる範囲で行います。またできる限り自分でやるようにします。

 フェラーリだからといって肩をはってやみくもに飛ばしたりせず、のんびりと走ります。そうすれば駆動系の負担も少なくなり、トラブルのリスクも減るかも知れません。趣味というのは楽しむことが目的ですが、フェラーリの場合、走らなくても薀蓄とかコミュニケーションとか、車を磨くとか写真を撮るとか、そういう多様な楽しみ方ができます。そういう楽しみ方はガソリン代もかからず環境にも良いです。

 置く場所に困るなら知り合いのディーラーのショールームに置かせてもらったり、田舎にガレージを借りて置くのもよいかもしれません。聞いた話ですがある学校の教頭先生はフェラーリを買ったものの人目をはばかって乗れずに、買った店に預けっぱなしで年に1回くらいしか乗れないそうです。まるで七夕の織姫様の出会いみたいですが、それはそれでオーナーたる喜びに満たされて幸せなんだと思います。

 とはいっても現実に今はフェラーリをもてるような状況にはない人も大勢いると思います。しかし願望というのは忘れなければ、時間はかかるものの実現する可能性があるものです。洗脳する訳ではありませんが、自分の経験から言っても、今は到底考えれないことでも、特に強力なノウハウをもって念じなくてもいつかは叶うものです。私も80年代初めに学生や社会人の端くれだった頃には、BMWに乗れるなんて夢でも実現しないと思っていましたが、80年代の終わりには叶いました。当時はバブル期だったので、フェラーリに乗れるなんて到底自分の人生にはありえないと思っていましたが、フェラーリの方が古くなって価格が自然にこなれてきて自分の手の届く範囲に近づいてきてくれました。

 これを読まれている皆さんは恐らくフェラーリに興味があって読まれているのでしょうから、今はまだフェラーリのオーナーでない人も、いつしか10年先か20年先か分かりませんが、フェラーリを現実に手のものにして味わわれることをお勧めします。小心者で人生で大成功を収めたとは言いがたい私のような人間でもできたのですから、あながち不可能ではないと思います。フェラーリをいじるということは車の趣味の極みと思いますから、自分的には大満足です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.29

常識の通じない車、フェラーリ

 先日NHKラジオを聞いておりましたらば、イタリアの日本語補習校に通うイタリア人と日本人の国際結婚で生まれ、ダンテ高校という格好いい名前の現地の高校に通う男の子が作文を読んでいました。その子によれば「イタリア人と日本人は考え方がまったく違う」とそうで、なるほどそうだろうなと思いました。

 車というのはそれを作った国の文化や思想を反映していますので、日本車は日本の、イタリア車はイタリアの文化と考え方を色濃く映し出していると思います。

 イタリア車の中でもフェラーリは更に濃い車で、色々な意味で日本の常識が通じないところがあります。

 例えば洗車、日本では水をかけて洗車するのは常識ですが、フェラーリ、モンディアルの場合、すかあふぇいすさんによれば、ボンネットフードに水をかけて洗車するととんでもないことになるそうです。 ボンネットフードにはスリットが沢山あって、バッテリーなどが丸見えです。ここにはヒューズボックスやリレーボックスもまとまってありますから、私も水をかけるのはどうかと思っていましてやったことがありませんでした。国産車の場合、エンジンルームを水で洗車するときには、オルタネーターやディストリビューターなどの電装品に水がかからないようにカバーをしますが、フェラーリの場合はボディの上から水をかける場合も同様の注意が必要だと思いました。(もっともフェラーリの場合、車種によるのでしょうか、工場で洗車機にかけて車を洗っている衝撃のシーンが20年近く前のカーグラフィックTVで紹介されて話題になったことがあります。)

 そもそもフェラーリというのは使用済みのグランプリカーの中古をペイントしてナンバーをつけられるようにして金持ち向けに売り出したらば大いに売れたというのが創業時の姿だったようです。ですから快適性や信頼性というのはあまり眼中になかった。しかしその後、それがあまりに売れるものですから大量生産を始めた。でもエンツォフェラーリ自身はロードカーの生産には興味がなかったので、フィアットに株の大半を売却してしまった。そこからフェラーリの量産ロードカーの時代が始まった、という歴史的経緯があります。

 しかも大量生産を手がけた技術はトヨタではなく、フィアットの技術ですから、そこは信頼性や快適性という点では、日本車やドイツ車の水準から比べるとどうしても一歩も二歩も譲るところがあります。(フィアットの車はイタリア国内でもドイツ車や日本車に比べて競争力を持っていないようです。)

 値段は高く、高級車のブランドイメージがありますから、セルシオに乗る人がその延長線上でフェラーリを買うといたくがっかりするのも至極当然です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.27

自分でやるって楽しいです。

このところ毎週土曜日はモンディアルの整備をお願いしているSモータースに通って、エンジンを降ろしている間にエンジンルームの掃除をさせてもらっています。

先週はクイックブライトやパーツクリーナーで掃除しましたが、満足の行く結果にならなかったので、今週は別の手を使いました。まずはCRCのレクトラクリーン、パーツクリーナーと同等でした。違いは先週のパーツクリーナーは速乾性だったのに、これはしばらく残ることです。つぎに同じくCRCのフォーミングエンジンクリーナー、泡をつけて水で洗い流すものです。水は使いませんで、ウエスで拭きますが完全には汚れは落ちません。

そこで最後の手段、耐熱ペイントコートで塗ってしまいました。ここはエンジンルームの中ですが、それほど熱くなる場所ではないそうなので、特に耐熱でなくてもよいそうですが、念のため耐熱にしました。

スプレー式ペイントなので、まずは外せる燃料ホースやフードダンパーなのを外し、マスキングをしてから行います。塗装が乾くまでの間、外したパーツやネジの錆落としをします。乾いてから戻しましたが、ワッシャーがあまったと思ったらナットが足りなかったり、ホース押さえの金属部品がどこにどういう格好でついていたか忘れてしまったり、素人なもので危なっかしい限りですが、とっても楽しく作業を進めています。

だから週末にフェラーリに乗れなくてもぜんぜん寂しい思いはありません。


DSC01796
素人がスプレーで塗ったので、良く見ると(良く見なくても)塗りむらがありますが、それでも自分としては満足しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.26

フェラーリの靴を買う

知人がこんなものがあるよ、と紹介してくれて、楽天市場でFILAブランドのフェラーリのマークの入った靴を買いました。5800円でした。

DSC01794

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.24

モンディアルtにして良かった

福野礼一郎氏の「幻のスーパーカー」を最近読んでいるのですが、フェラーリ308,328のフレームはクロームモリブデン鋼を使ったラダーフレーム(*)で、前後に鋼管のサブフレームを組み合わせているので、348以降のモノコックと違い、この世でもっとも強靭で、しかもハガネのようにしなやかなのだそうです。

モンディアルのボディは308,328シリーズとほぼ共通ですから、モンディアルもこの点は受け継いでいます。一方、308,328のシリーズはエンジンは横置きかつウェットサンプのため搭載位置が高く、結果としてその重心位置も高いといわれています。一方エンジンが縦置きにされた348ではドライサンプかつ横置き(トランスバース)ギアボックスなどのレイアウトの工夫により、非常に低い場所にエンジンが搭載されているという特質があります。

モンディアル8, クワトロバルボーレ、3.2は横置きエンジンですが、モンディアル-tは348と同じ縦置きエンジンなので、その点の長所も共有しています。ラダーフレームにV8エンジンを縦置きした、というのはモンディアル-tのほかは288GTOとF40だけではないでしょうか。

そのように考えると、モンディアル-tは308,328シリーズの強靭なフレームに348シリーズの優れたエンジンレイアウトを組み合わせた良いとこ取りの車でしかも4人乗りということで、機能的には非常に優れた車であるといえます。(外観デザインの美しさでは328が最高、次は348だと思いますが)


DSC01795
写真は下部から見たラダーフレームの前方の部分、中央部以降はアンダーカバーで覆われていて見ることができません。上が前方、丸いのはスペアタイヤの収納部分。中央下から上に伸びるパイプは冷却水のパイプ

DSC00599
(写真2 モンディアルtの外観) 

DSC01323
(写真3 328GTB)

(*) ラダーフレームって、どっかで聞いたことがあると思ったら、トラックの車体と同じですね。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2005.03.23

ハンドツールセットを購入

今までちゃんとしたハンドツール類は一式では持っていませんでしたが、今後色々と使うことを考えて、プロ用のハンドツールセットをアストロブロダクツで購入しました。800S-97 という97アイテムのものがケース付きでセール中で43,900円でした。

購入したのはSignetというカナダの新興メーカーのもので、KTCと並んで人気があるものだそうです。 Kさんによると、価格の割には良いものであるとのこと。まだほとんど使っていませんが、やはりホームセンターで安売りされている無名のメーカーのツールとは比較になりません。

DSC01772

で、使いそめは子供の自転車のチェーン外れを直すのに使った8ミリのレンチでした。車には今週末から使い始める予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.22

フェラーリの反顧客志向

最近の日本のビジネス界での流行語は「顧客志向」ですが、フェラーリ位顧客志向とは対照的な会社も珍しいと思います。

まず日本の代理店のコーンズでは80年代半ばまではショールームすらなかったと記憶しますし、古くはフェラーリ本社ですらジャーナリスト向けの貸し出し車がなかったそうです。

商品たる車は買うに値段は高く、価格を引き下げようという努力もあまりみられません。乗るには難しく、パーツの耐久性という点では今ひとつ。しかもパーツ代も整備費も高い。どうみても顧客に「買ってください」と媚びていない車です。

そもそも大量に販売しようという戦略を取っていない車です。ところがこれが逆にマーケットに渇望感を生じせしめ、ブランドの価値を高めています。意図したことではないにしても、顧客志向の裏を行く斬新なやり方です。

そもそもフェラーリは会社設立当初からこういうポリシーで車を作ってきたようです。その背景にあるのは、創設者エンツォ・フェラーリの事業目的がレースカーを作ることであって、市販モデルは二の次の手段に過ぎないという哲学を維持してきたことにあると思います。実際、御大ご自身はロードカーを買う人をばかにしていたそうです。(福野礼一郎著「幻のスーパーカー」P53より孫引き、原典はブロック・イエイツの著作)

車のエンスージアストのみならず一般マーケットまでがこれでフェラーリの価値を認めているところがすごいですね。まさに孤高のマーケティングです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.20

自力でエンジンルームのクリーニングをしてはみましたが、、、

福野礼一郎さんばりに張り切って1週間前から準備してモンディアルのエンジンルームのクリーニングに望みましたが、はっきりいって結果はがっかり。 午前と午後に2時間ずつやりましたが、どこがきれいになったか分からない程度です。

DSC01591
(写真1)クリーニング前

DSC01758
(写真2) クリーニング後 燃料フィルター(左右にあるシルバーの缶のようなもの)は交換予定なので磨きませんでした。

方針を変更して、エンジンフードを開けたときに見えない部分(下のほう)はパスしました。それでもきれいにはならないので、機能的に問題ない状態ならよしとしました。使ったケミカルはパーツクリーナーとクイックブライト(濃溶液)です。

DSC01796
(写真3)
次の週にマスキングし、上部の燃料パイプなどを外し、KUREの耐熱ペイントコート(シルバー)で塗ってしまいました。

キャニスターとバキュームタンク、パワステホースの付け根の錆を真鍮のワイヤーブラシで落とし、POR15という錆止め塗料(シルバー)を塗りました。

DSC01712
(写真4) 錆取り塗装前の状態

DSC01759
(写真5) 錆取り塗装後の状態

錆ですが、ネジとかはひどいものの、ボディ内側は大丈夫でした。他に錆があったのはアームにちょっととタイヤホイールの付け根のハブ周りですが、ここはタイヤを外さないと見えないのでパーツクリーナーで掃除した程度にしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.18

フェラーリの維持費はなぜ高いか?

フェラーリの維持費はなぜ高いかというとまず、パーツ代が高いことがあげられます。これは既に色々書いてきたのでかきません。フェラーリのパーツを見ていると感覚が麻痺してきます。純正品でやろうとするとクラッチ交換がざっとパーツ代はツインプレートで50万、シングルプレートでも30万、ツインプレートをシングルプレートにすると70万ですから、ポルシェ911のクラッチ交換が25-30万と聞いても、「まあその程度はかかるでしょうね」という感想しかもちません。以前だったらポルシェでも「え、そんなに高いの!」と素直に驚いていたところです。ちなみにBMWのクラッチ交換は正規ディーラーで頼んでパーツ代と工賃の合計で10万円程度でした。

つぎに手間と時間がかかることが考えられます。輸入車の整備工賃は地域差がありますが、実時間で作業ごとに工数が決まっており、6分単位で単価750円から900円程度だと思います。これはどのメーカーもそんなに違いはないと思います。フェラーリの場合は、正規ディーラーは分かりませんが、あまり標準化されていない、というか標準化できないのが現実だと思います。大きな作業は日単位となります。

例えばタイミングベルト交換、最短でも2週間はかかるようです。私のように色々でると2ヶ月以上です。この間、整備工場ではリフト1台を占有します。リフト2台でやっている整備工場だと最短で計算してもフェラーリのタイミングベルト交換は月に4台がマックスです。つまり4台分のタイミングベルト交換の工賃で整備工場で働く人の人件費から電気代、地代家賃といった一般管理費と設備の原価償却費まですべてまかなうだけの売上があがらないと赤字になってしまいます。これが仮に100万円だとするとそれを4等分して、2週間の作業でも1台25万円の工賃をもらわないと割りにあわなくなります。この皮算用は特にトラブルなしにスムーズに作業が行った場合の話しですが、実際には整備を始めてみると必ず何かあるのがフェラーリで、そうなると大抵パーツの追加発注が必要になり、そのパーツはBMWやメルセデス・ベンツのように発注の翌営業日に届くといのはまずなく、最短でも数日、最長では数ヶ月待ちになったりしてその間作業が中断し、場所を占有しつづけることになります。東京など土地代が高いところで営業している整備工場だとその分、顧客にコストを転嫁せざるをえず、割高になっていくわけです。

DSC01586
現在作業中の私のモンディアル 既に1ヶ月以上はこうしてリフト1台プラスを占有していますが、あと1ヶ月は最低でもこれが続く予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.16

フェラーリのサブフレーム方式

1980年代から1990年代にかけてのフェラーリの多くはサブフレームという方式でエンジンを搭載しているようです。

ボディ自体はモンディアルは鋼管フレーム、348はモノコック、テスタロッサは分かりませんが、同様にエンジン部分はサブフレーム方式です。これはエンジンの部分が底の部分から丸ごとボディと切り離すことができるものです。例えば前側の右側はこのように2箇所、それぞれ4本のビスで止っています。このビスを外してボディをリフトで上に上げると、エンジン部分のみが下に残るというものです。(あるいはボディを上に上げておいて、エンジンを落とす、ただし実際にはどすんと落とすのではなく、油圧ジャッキのついた台の上に載せて、ゆっくりさげるんだと思いますが)

DSC01623
(写真1 エンジン側)

DSC01622
(写真2 ボディ側)

だからフェラーリのエンジン脱着は割と簡単という人もいます。 こうやってみていると設備と道具類さえあれば素人でもできそうな感じがしますが、ところが実際には外れるべきホースが外れなかったりして、プロでも手こずることがあるのがフェラーリのフェラーリたるゆえんです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.13

フェラーリのエンジンルームを磨く

モンディアルがタイミングベルト交換でエンジンを降ろしている間にエンジンルームの内部の壁などを磨かせてもらうことにしました。

まずは準備、「つなぎ」服を買いました。色はもちろん赤。
クイックブライトを使い、まずは自宅のBMWのエンジンルームを掃除して予行練習
クイックブライトは直接つけるのではなく、電子レンジで溶かしてお湯で稀釈、ボトルに詰める
黒の塗料と刷毛を準備
バケツとブラシ数種類、ウェスや軍手を準備

で、やるのは1週間後です。何と準備の良いこと。車を掃除するのに1週間前から準備するなんて自分でも経験がありません。


DSC01591
写真はリフトの下から見たエンジンルーム(前側)
中央の黒い2本のホースはフロントのラジエーターとつながっているクーラントホース
左の空き缶が付いているのはパワステホース
右のシルバーのメッシュのホース類はエンジンオイルのホース

DSC01589
エンジンを降ろしたエンジンルームを上からのぞくと中はがらんどうでした。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.11

フェラーリの錆

タイミングベルト交換でエンジンを降ろしているついでにエンジンルームの内部をよく見ると結構錆があります。

SモータースのOさんに言わせると年式相応で特にひどいものではないようですが、一番ひどいところはこのあたりです。

DSC01714
左右についている燃料フィルター(交換予定)

DSC01713
(パワステホースのボディ側付け根-錆付いていて外れなかった部分)

DSC01712
(キャニスターらしい部品 これは使い続ける予定)

次の次の週末にSモータースに行って、自分でエンジンルームの内部を掃除させてもらうことにしました。福野礼一郎さんおすすめの「クイックブライト」を持って。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.03.07

タイミングベルト交換(11) 戻ってきたウォーターポンプ

タイミングベルト交換のついでに行われる”消耗部品”のウォーターポンプ、ちょうど私の場合は交換時期に来ていた訳ですが、これが純正では14万円もします。(昨年12月24日の記事をご参照ください)

それで米国は ItalianCarParts.com というところで$449.95でリビルトしました。(本年2月21日の記事をご参照ください)

元々ついていたウォーターポンプを取り外してもらい、郵便局から国際郵便で発送してちょうど14日目にリビルトされたウォーターポンプが到着しました。

DSC01707
左の薄いのはガスケットです。同じものかどうかは判りませんが、エンジン本体と接触して削れていたインペラー(樹脂製?の羽根の部分)はきれいになっていました。

タイミングベルトのテンショナーもそうですが、ウォーターポンプもベルト2本掛けのテスタロッサや355の方が安いようです。これらについてはリビルトキット(オーバーホールキット)というのも売られていて、これが$139.95とずっと安いです。 交換するの(悪くなるのは)どこも同じで主にベアリングのようです。

で、コストですが予想通り、約6万円でできました。(往復送料込み 1ドルは105円で計算)

このウォーターポンプ、SモータースのOさん(先代)が虫眼鏡で良く見てくれたところ、出来はまあまあのようです。ただし付属していたガスケットはもちろん純正ではありませんが、あまり良くないということで、純正品を使うことにしました。 ということでウォーターポンプのガスケット、余っていますので欲しい人はご連絡ください。

日本国内で348のウォーターポンプのオーバーホールをやってくれるところをご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.03

タイミングベルト交換(10) ベルトの寿命とパーツのコスト

タイミングベルトの交換時期はモンディアルt, 348の場合、2年2万キロのいずれか早いほうとメーカーに指定されていますが、実際には年月については5,6年は持つらしい、それ以上使っている例もあると聞いています。(もっとも交換の時の調整が悪いと数千キロで磨耗してしまうこともあるそうです。) タイミングベルトはゴムでできており、磨耗以外にもエンジンルームの熱でゴムが劣化したり、ゴムに含まれる油分が抜けてしまうのが寿命の原因とも言われています。熱について世界一過酷といわれる日本の都市の夏場の渋滞状況下で利用されているかどうかでも寿命は影響されるかもしれません。

 フェラーリのタイミングベルトはエンジンによって幅が違い、また1本掛けとV8の片側バンクに1本ずつある2本掛けと2種類あります。328など横置きのV8の幅は細く(寿命はその分短いがエンジンを降ろさないで交換できるので交換のコストは安い)、355や512は2本掛けですが、その分ベルトテンショナーの価格はずっと安かったりします。

 フェラーリの場合、テンショナーやベアリングなどのパーツの値段が高いのがタイミングベルト交換をはじめとするメンテコストの高さに跳ね返っていますが、国産車でレースをやっている人に聞くと、レース車用のパーツとしては普通そのくらいするものだそうです。フェラーリの場合そのパフォーマンスと生産台数を考えると、国産やドイツ製の乗用車と比較することがナンセンスで、比較するならば国産ハイパフォーマンスカーのチューンド車やレースカーなのかもしれません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.02

タイミングベルト交換(9) タイミングベルト交換のほんとうの意味

 今回のタイミングベルト交換を通じて、フェラーリの場合タイミングベルトの交換は単にベルトの交換ではなく、エンジンの状態チェック、特にベアリングやテンショナー、オイルシールなどの「消耗品」パーツの交換であることが身をもって理解できました。(ウォーターポンプの寿命もベアリングとシールの劣化がガタや水漏れの原因であるようです)

 私もフェラーリを買う前は単なるベルトの交換のためにエンジンを降ろす手間をかけることに大いに疑問を感じましたが、こういうチェックや交換をするのであればエンジンを降ろす大掛かりな作業をするのも理解できます。エンジン脱着の工賃はそれ自体で安くても15万円、通常はそれ以上ですが、これは国産車の場合でもマルチシリンダー、大排気量でハイパフォーマンス車ならばそのくらいはするのではないでしょうか。

 フェラーリの場合ハイパワーであることと、それなりの走りをするオーナーが多いこともあって、ベアリングなどの消耗も加速されているようです。もともとイタリア車のパーツのクオリティレベルが日本のものに比べてよくないこともあるのかもしれませんが、日本車でもハイパワーでそれなりに走られた車、たとえば同時期のニッサンのスカイラインGTRのエンジンをチューンした車などはエンジンの寿命は結構短いとも聞きます。

 フェラーリの場合もこれらの消耗品を交換しないでエンジンを使い続ければ数万キロで寿命としてだめになってしまうのかもしれません。しかし半ば強制的にタイミングベルト交換をすることで、エンジン内のパーツの交換時期が来ていることが判明し、それらを交換することで結果としてエンジン自体の寿命は延びるのではないかと考えます。もしベアリングやテンショナーがエンジン内部でそれこそ完全にやられてしまうと、エンジン内のギア(クランクシャフトからタイミングチェーン駆動にかかる部分など)が欠けてしまい、修理はもっと手間と部品代がかかり、それこそ中古エンジンを考えたくなる程になると思うからです。またオイルシールの劣化はオイル漏れの原因であるからです。

 モンディアル-tや348もタイミングベルト交換”のみ”を指定して行うならば、20万円以下で済ませることもできるかもしれません。しかしそのように「節約」した結果、結果としてエンジンの他の箇所が後日壊れることとなってはもっとお金がかかることになります。このように考えてみるとフェラーリがチェーンではなく、あえて耐久性が劣るベルト駆動方式をカムの駆動に使っているのは、エンジンの他の部分の点検を定期的にやらせるための「親心」であるかのようにすら思われてきます。

DSC01583
写真は取り外したタイミングベルト


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.01

タイミングベルト交換(8) エアコンは諦める?

 モンディアルtのエアコンはサンデンのSD-709という当時ヨーロッパでよく使われていたタイプのコンプレッサーだそうで、Golf II, シトロエンXMの前期型などにも使われているものだそうです。ただしコンプレッサーは同じでもパイプの向きがFFとミッドシップでは異なる可能性があり、つくかどうかまだ確認していません。

 それはともかく、コンプレッサーの前部からオイルが漏れており、買った当初はエアコンはそれなりに効いていましたが、ガレージに入れる直前には効かなくなっていました。買った当初効いていたのは、買ったお店が納車直前にガスを補充してくれたためで、それが次第に漏れてきたのだと思います。

 このコンプレッサー、新品で購入すると23万円。ちなみにオーバーホールのパーツがないため、オーバーホールはできないとの噂。大阪の方に新古品というのが10万円でありますが、GolfIIのリビルト品ならもっと安く入手できるそうです。

 SモータースのOさんは、どうせ直したってエアコンはそんなに効かないし、エキスパンションバルブなど他の場所で問題があったらまた大変だから、今回はやらないで良いじゃないですか?とアドバイスしてくれます。私も雨の日は乗らないし、真夏の東京都内など渋滞してつらいようなところは行かないつもりなので、そうしようかと思っています。

DSC01709
とりあえず取り外したコンプレッサー SD-709

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »