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2005.02.28

タイミングベルト交換(7) エンジンヘッドの再塗装

 フェラーリというとエンジンのヘッドカバーが赤い結晶塗装されているのが目玉?ですが、これが熱ではがれやすく、私のもはがれています。オイルのにじみはスチームで洗浄したら落ちたのですが、これは機械的には問題ないものの見た目が悪いので、せっかくエンジンを下ろしたこともあり(エンジンを降ろさないとできないものですから)、再塗装をお願いしました。

 再塗装のためには今残っている古い塗装をスケルトンというリムーバー液でプラスチックのへらを使いはがす必要があります。これくらいは自分でやったら、とKさんからアドバイスされていたんですが、実際にやるとなると面倒になって頼んでしまいました。

イタリア本国に送って再塗装することもできるそうですが、高い費用がかかる割りには仕上げはとっても雑とのことです。


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写真は塗装はく離前のヘッドカバー(既に一部はがれていた)


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 (写真2)塗装をはく離したヘッドカバー

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2005.02.27

タイミングベルト交換(6) たるんでいたチェーン

フェラーリ モンディアル-tのF119エンジンはタイミングベルト駆動なんですが、エンジンブロック内ではクランクシャフトからチェーンでタイミングギアをつないでいます。 クランクシャフト -> チェーン -> タイミングギア -> コックドベルト -> カム及びウォーターポンプを駆動 という順番です。このチェーンとそのテンショナーやベアリングはベルト交換2回に1回は交換が理想だそうですが、私のはまさにこの交換時期でした。(先に書いたタイミングギアのスプロケットのがたつきはこれが原因でした)


軸のベアリングはローラーベアリングですが、磨り減って段がついていています。(本来なら段はないそうです)

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交換用に注文したベアリングはボールベアリングに改良されていました。

左側の三日月型のがテンショナーですが、3箇所のスポット溶接のうち、2箇所がはずれていたそうで、もうちょっとで危なかったところでした。

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ちなみにこのテンショナーとベアリングの値段が68,000円+21,200円らしいです。(トホホ)

チェーンは2本組ですが、5,000円+4,400円だそうなので、これも交換してもらうことにしました。これは日本になくてイタリアから送ってもらいました。

355ではこのチェーンが廃止されて、ギア駆動に改良されているそうです。

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2005.02.26

タイミングベルト交換(5) ぶった切ったパイプは何と23万円

エンジンを降ろす時、ドライサンプオイルタンクとオイルパンをつないでいるオイルホースの元のねじがゆるまず、バーナーで切断したそうです。

後で調べたらこのホースとパイプのつながっている部品の値段が23万8千700円!しかも日本にもアメリカにもイタリア本国にも在庫がないどころか、イタリアではバックオーダーがある状態だそうです。

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ワンオフで作ってもらうことを検討しましたが、ぶった切ってしまったため、元の形状(曲がり具合)がはっきりしません。ぴったりに作らないと合わなくなりそうなので、溶接でまたつなげてもらうことにしました。

ところがやはり錆がひどく、使えないということで、米国中を探してもらったところ、西海岸では見つからなかったものの、東海岸にストックがありました。約17万円だそうです。今回はこれを手配してもらい使うことにしました。

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届いた新品ホースはオリジナルから改良されていました。やはりワンオフで作るのはかなり難しかっただろうとのこと。

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2005.02.25

タイミングベルト交換(4) タペットシムは1個1万円?

 モンディアルt/348のF119エンジンは定期的にバルブクリアランスの調整が必要です。最近の車はラッシュアジャスターというものを使って自動調整なんですが、フェラーリの場合はそうでなくて数万キロ毎に手動で調整が必要です。調整につかうのはシム(Shim)という薄い円盤のようなもので、これをバルブの上側、カムの当たるところにおきます。厚さは数ミリで、これが2.125mmというように非常に細かい単位で何十種類もあります。片側をばらした段階で16個中9個が規定値ぎりぎりでしたので、バルブクリアランスの調整を行うためにシムの交換が必要といわれました。

これが何と1個1万円。普通の車なら輸入車でも数百円程度のものです。もう片側も同じ数交換が必要となると合計で18個、つまり18万円のパーツ代が必要になります。

海外で安いものがないかと思ってさがしていたらアメリカのオークション ebayにありました。セットで数枚がないものを85ドルで出品されていました。(必要なものを使って余ったのを売りに出したのでしょう) これを買おうかとおもったら、結局新たに必要なシムは2枚程度とわかったので、やはり国内で純正品を調達することにしました。

で、実際にオーダーしたら値段は下がっていて純正でも1個千円ちょっとだったそうです。価格改定で値下げされたのか、それとも以前1万円弱したという価格がそもそも間違いだったのか、、、謎です。

でも予想外の出費はまだまだ続きます。油断のできない日々を送っています。

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百円玉くらいの大きさのがタペットシム

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(写真2) 届いた新品のシム

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2005.02.21

タイミングベルト交換(3) 純銀より高いウォーターポンプ

 ウォーターポンプはフェラーリの場合、割と寿命が短く、かつ交換はエンジンを降ろさないとできないことから、(走行距離が短い私のような場合は)タイミングベルト交換の時に一緒に行うことが勧められています。

 ウォーターポンプをはずして米国でリビルト品と交換するために送るべく重量を測ってみました。単体で約1.2Kgです。ウォーターポンプは純正品で14万円だそうですから、キロ当たりの価格で銀のおおよそ4倍です。(銀の相場は2005年2月現在、1kgで約26,000円)

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 米国 ItalianCarParts.comで348/Mondial-t共通のウォーターポンプのリビルと品は$449.95(約5万円弱)でした。DHLでの送料が$85、日本からはずしたウォーターポンプのコアを送るのに郵便のEMSで4,000円。合計で約6万円というところでしょうか。(ItalianCarParts.comのりビルトのウォーターポンプ、昨年12月に価格を調べたときは$389.50だったのわずか3ヶ月で値上げしている、、、)

 ちなみにこのはずしたウォーターポンプ、前に交換したときに羽根(インペラーと言うらしいです)とエンジンのクリアランスが十分でなかったようで、羽根の先端がエンジン側で擦れた跡がありました。前にウォーターポンプを交換したガレージはいい加減だったようです。ウォーターポンプの取り付け場所は先に示したタイミングギアスプロケット(写真2の矢印)のちょっと上の、中央に穴が開いている緑色の周りが金色でお皿のようになっているところです。
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(写真2)

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2005.02.20

タイミングベルト交換(2)

まずは外したエンジン全体の外観から。 これはフロント側から見たところです。

状態としては大変きれいでした。中も汚れていませんでした。

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「事件」はタイミングギアのスプロケットがガタついていることでした。これはクランク軸からエンジン内部のチェーン(タイミングチェーン)で結ばれ、タイミングベルトの駆動元となるところです。これがガタついています。

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内部のベアリングが悪くなっているのか、オイルパンやミッションのエンジン側を切り離し、エンジンを更に分解しないとわからないということです。分解してこのぐらつきのものとなる箇所をつきとめ、それを発注して届いてからでないと次の作業に取り掛かれないのが時間がかかりそうな理由のひとつです。

ちなみに右で紹介している「ハイパーレブインポートVol.15 フェラーリ348」によると「(この)短いチェーンとチェーンテンショーナーは、タイミングベルト交換2回に1回の割合で交換しておくと安心だ」とのことですので(P119)、こういうもんだといいんですが。

また、実際おろしてみたところタイミングベルトはいつかは分からないが一度交換してあるようだとのことでした。しかしベルトを張った状態でウォーターポンプが手で回るほどベルトの張りがなかったようで、タイミングベルトの裏側(段のついていない方)でまわすウォーターポンプには摺れた痕があり、高回転時などにはウォーターポンプが十分回っていなかった可能性があったようです。

しかし単体で見るエンジンは美しいですね。思わず携帯の待ち受け画面に入れて常時見たくなりました。(電車の中で携帯の待ちうけ画面にあるフェラーリのエンジンをみてにやついている男がいたら不気味でしょうね。)

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2005.02.19

タイミングベルト交換(1)

フェラーリオーナーにとって最大のイベント(試練とも言う)、タイミングベルト交換にいよいよ突入しました。

予想通り(普通は「悪い予感」とも言う)、色々出てきました。3桁の費用に行かないことを当初願っていましたが、それでは収まりそうにもありません。もううれしくてうれしくてヘラヘラ状態です。1回では報告が済みそうにもありませんので、おそらく10回以上に分けてご報告することになります。

Oさんによれば、「フェラーリブランチの頃にではできるでしょう」というありがたいお言葉。フェラーリブランチは行く予定はないのですが、5月の連休明けごろだそうです。ということは4月一杯はかかるということ?

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リフトにあがっているのが我がモンディアル(エンジンなし)、手前の512TRは今まで奥にあった車。洗ったのを見ると結構きれいです。

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2005.02.17

フェラーリっていうと高いというイメージがあるけど

 フェラーリは確かに高いです。新車は。私もF430とかは正直いって同じフェラーリでも実感がないもんだからあまり興味がわきません。

 でも古いフェラーリは400万円台でも買えるんです。今日本の新車で400万円で何がかえますか?レガシーB4、RX-8、クラウン? 車が1台ならばそういう”実用車”もいいでしょうけど、もし車が趣味で実用に使わないなら、中古のフェラーリのほうが楽しいと思いますし、人生が広がります。

 購入価格はともかく、維持費用が高いでしょう、と言われればその通りですが、大きなトラブルがなければ年間50万円のメンテ費用をみれば大丈夫ですから、それほどでもないですね。15年前の車となれば通常の車でも年間10万円くらいは普通にメンテにかかりませんか?え?日本車はかからない?本当にそうですか? でも車が好きな人ならドレスアップに数十万円とか軽くかけちゃいますよね。フェラーリはドレスアップしなくてもそれ自体が目立ちますから、ドレスアップの必要がないんです。

 あとは置く場所ですね。フェラーリとなるとさすがに露天にそのままでは保管できないから、最低でもボディーカバーはかける必要があります。ボディーカバーもラッパーズとかは10万円位しますから、安くはありませんがそれでもガレージを作るよりは安いです。

 フェラーリは万人に勧められる車ではありませんが、興味がある人である程度の余裕があって、置く場所などの条件が満たせる人ならば思い切ってみてもよいものではないでしょうか。真剣に考えられる人にはボランティアでご相談に応じますよ。

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2005.02.16

日本仕様と本国仕様の違い

モンディアルの集会で日本仕様(正規ディーラー車)と本国仕様(欧州大陸仕様)との違いを見比べてみました。一番はっきり分かるのはフロントグリルの部分です。日本仕様(ベースとなった米国仕様も同様)は、2箇所上にに出っ張りがあります。

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(写真1) 日本仕様

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(写真2) 欧州大陸仕様

ちなみに米国にはクーペは1989年のみの1年のみ導入され、1990年以降はすべてカブリオレのみという噂です。


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2005.02.15

あこがれのフェラーリ

私が車に興味を持ち始めた1980年代初頭には、フェラーリにはまだ2代目テスタロッサはでていなくて、12気筒のBBは512BBの時代でした。

2月はじめの328の集会に512BBも来ていて、久々に間近で見ることができました。この512BBの先代モデルが365GT4BBで、ボディスタイルはほぼ同じ形で、リアのコンビネーションランプが左右3灯で合計6灯なのが特徴です。リアから見る365GT4/BBは最高ですね。マフラーの排気管も左右3個ずつあります。
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365GT4/BBは生産台数387台という希少な車で、日本にはおおよそその10分の1位しか存在しないと言われています。

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伝説のメカニック

最近タイミングベルト交換の話ばかりを書いていてすいません。たまには違うことを書きます。

最近フェラーリの集会に顔を出すようになって、伝説のメカニックMさんのことをよく耳にします。

ご本人に迷惑がかかるといけないので詳しくは書けないのですが、元有名専門店DにおられたMさんは今はCというガレージを一人でやっておられてガレージは常時待ち状態で3ヶ月待たないと入れないこともあるそうです。

コーンズへ何回持ち込んでも直らなかった328のホットスタートでエンジンがかからない問題を、即座に問題箇所を言い当て、その接点を磨いただけで簡単に直し、代金は5000円しかとらなかったとか。

私が現在タイミングベルト交換ほかでお世話になっているSモータースのOさんも、355のウインドレギュレーターの修理でお世話になったそうです。通常、ウインドレギュレーターが折れていたら内装を外してパーツを交換するところですが、Mさんは内装を全部外すことなく、折れた部分の電気溶接のみで直してしまったとか。内装を全部外すのは大変な手間ですし、新品のパーツに交換しても折れる箇所は弱点なので、また1年くらいすると折れる可能性がある、むしろそこを溶接でついないで補強した方が丈夫という話です。正規ディーラーではできない裏技だと思いますが、そのほうがコストや期間はずっと安く短時間でできるのも納得です。

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2005.02.11

モンディアルの集会

本日、成田の航空科学博物館の前庭にてモンディアルの集会を開きました。集まったのは何と7台、カブリオレあり、クーペあり、正規ものあり、エンジン横置きのMondial 3.2あり(手前の黒のもの)、色々なモンディアルが一堂に会しました。

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普通の車のオフミと違うのは、話の中心がトラブルと修理、パーツ代と調達方法というところでしょうか。みなさんお疲れ様でした。また、お会いしましょう。

追伸、集まった車の詳細のプロフィールはトラックバックにある すかあふぇいすさんのBlogや右側の「お仲間リンク」にある「フェラーリ モンディアルなページ」にあります。

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2005.02.07

フェラーリのマフラー

フェラーリオーナーにはサウンドに満足しない人が多いらしく、結構マフラーをとっかえひっかえして乗っている人がいるようです。マフラーはイタリアのTubi Style やドイツのケーニッヒ、国産のクライスジークMSレーシング伊藤レーシングキダスペシャルなど各種出されていて、新品だといずれも35万円からするようですが、取り替えて不要になったのか、ヤフーオークションに結構売りにでています。もっともモンディアル用の中古マフラーは見たことがありません。エンジンは348と一緒ですが、左右の排気管の出口の間隔がちがうようなので、つかないとおもいます。私のは当面純正でいくしかありません。純正はANSA(なつかしい!)製だそうです。

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タイミングベルト交換の時にはずしたオリジナルマフラーですが、きたなくてすいません。


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2005.02.06

フェラーリ328の集会にいってみました

328オーナーズの集会が近くであるというので行ってみました。328オーナーズといっても元オーナーも含まれ、F40から512TR, F512M, 512BB, 365GT4BB,360,355といろいろなフェラーリが30台位いましたでしょうか。

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最近は集会にはまっていますので、今度は2月11日にモンディアルtの集会をやることにしました。4台が集まる予定です。他にご参加ご希望の方がいらしたらメールください。


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2005.02.05

フェラーリとチャイルドシート

Oさんによると、フェラーリの集会に行くと、結構チャイルドシートを乗せてくる人がいるそうです。

これはOさんの弟さんの355ですが、何とベビーシートがついています。座席の主は1歳の娘さんだとか。
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2005.02.02

フェラーリを安く維持する法

SモータースのOさん(先代)からお聞きしたのですが、フェラーリの場合純正部品よりも日本で作らせたほうが安くて良い物ができるそうです。

たとえばヒーターコア、これは冷却液を使って暖房するための(ヒーター)ラジエーターのようなものですが、内部が腐食して水漏れした場合交換が必要になります。これを純正パーツでやろうとすると、エキスパンションバルブやブロアモーターと一体になったユニットごと交換となり、パーツ代だけで約80万円するそううです。国内ではずした部品と同じ形のヒーターコアをワンオフで作らせると、形状、寸法ともオリジナルと寸分とも違わないものが3,4万円でできるとか。しかもクオリティは国内で作ったものの方が良いそうです。記録簿をみると私のモンディアルtも数年前にラジエーターがつまったとき、正規代理店のコーンズのサービスセンターで新品の純正ラジエーターではなく国内でオーバーヒート対策を施したラジエーターを新たに作成して取り付けたことがわかります。

純正しかないものは純正を買うしかありませんが、純正以外でもあるものはできるだけそちらを使った方が安くて丈夫なのがフェラーリだそうです。

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2005.02.01

モンディアルの部品は寄せ集め

328、348とモンディアルtを見比べて判ったのですが、モンディアルtって、時代的にも328から348の橋渡しの作品だけに、パーツ類では結構両方のものが使われています。

フロントグリル 328と共通
ヘッドライト 348と共通
ドアミラー 328、348とも異なる汎用品?(かつてBMW635にも使われてたもの?) ちなみにフェラーリのドアミラーはイタリアのビタローニ製がほとんどのようで、カーショップでもほぼ同じデザインのものが入手できます。

リアのコンビネーションランプ(丸型 328と共通)
エンジン、ミッション 348と共通

ラジエーター フロントラジエーターということでは328と共通ですが部品が同じかどうかは知りません。ちなみに室内から時々冷却水の水が流れる音がします。(異常ではないと思いますが)

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